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株式会社田中俊行建築空間設計事務所は、用途・規模・構造を問わず、あらゆる建築作品を設計する事務所です。
株式会社田中俊行建築空間設計事務所
NEWS
2025年 5月
第120回「太平洋展」にて、田中の油絵が「佳作 川端商会賞」に選ばれました。
国立新美術館に作品が展示してありますので、ぜひお越しください。
会場:国立新美術館(港区六本木7-22-2)
会期:5月14日(水)~26日(月)
※20日(火)は休館日。
2025年 4月
「Salon de l’art Japonais 2025」に田中の油絵が展示されます。
会場:リンダ・ファレル・ギャルリー(フランス・パリ・16 区)
会期:4月23日(水)~28日(月) ※日曜日休館
時間:11~19時 ※土曜日14~20時
2024年 4月
「現代日本の美術2024」(生活の友社)に田中の油絵が掲載されました。
2023年 12月
事務所移転のお知らせ
12月4日(月)より、下記に移転をいたしましたのでご案内申し上げます。
住所:東京都港区南麻布3-19-16 アーバンネット南麻布ビル
電話:03-6438-9977(変更無)
2023年 5月
第118回「太平洋展」にて田中の油絵が入選いたしました。国立新美術館に作品が展示してありますので、ぜひお越しください。
会場:国立新美術館(港区六本木7-22-2)
会期:5月17日(水)~29日(月)
※23日(火)は休館日。
2023年 1月
「東京の経験豊富な建築家とつくる家②」(建築ジャーナル) に田中の作品が掲載されました。
2022年 4月
「現代日本の美術2022」(生活の友社)に田中の油絵が掲載されました。
2021年 11月
ホームページをリニューアルいたしました。
近況報告
新着情報
2025年5月14日
本日より、第120回太平洋展が始まりました。ホームページのNEWSにも記載しておりますが、奇跡的に「佳作」に選ばれ、「会員推挙」の推薦状までいただきました。今回の作品「愚作への光」は50号×2枚の油絵です。
昨日の夕刻に奈良からお越しいただいた白鹿さんと祝杯を交わし、今朝10時過ぎに一緒に会場入りしました。私の絵は他に比べて小さいのですが、私らしいと言えば私らしい絵なのではないかと思い…まぁ、悪くは無いかと考えております。展示場所はいままでの中で最も広いスペースでして、他の受賞者と並べて展示されております。周りの受賞作品に圧倒されそうな中で、私の作品は優しく語りかけるような印象です。他の受賞者の作品は遠く離れた場所から観て、私の作品は近づいて観る方々がほとんどです。
「愚作への光」と題しました理由は、私が学生の時に「ミレニアムタワー」というデザインコンペに提出したアイディアをモチーフにしており、そのデザインコンペでは入選しなかった落選案(愚作)に改めて次世代が光を注ぐという意味を持たせたからです。当時の「ミレニアムタワー」のコンペの審査員長は、師である黒川紀章でした。前年の「国会議事堂」のコンペで優秀賞をいただき、弟子入りを求められましたが断り、翌年ミレニアムタワー審査中に私に電話が入りまして、わざわざ同一人物であることを確認され落選となりました。その後、黒川事務所に呼ばれ、勝ち誇ったように「君の作品を落選させるのは簡単なんだ」、そして会話の最後に「これで弟子入りしなかったら建築界から追放させる」と睨まれ(私も睨み返しましたが)、弟子入りする事を決断したのです。
「ミレニアムタワー」というコンペの名称のとおり、他者はいわゆる格好の良い超高層ビルを連想する案、最優秀賞は宇宙に飛んでいく案でした。私はこの華々しい印象を皮肉的に表現した案としました。地球温暖化で地上に住めなくなり、人は地下に住み、それでも温暖化は進み、更に地下深くへと掘り進む…樹木や植物を改良して、地下水を吸い上げ酸素を提供してもらい、1000年の時を経て地下都市というタワーができ、最後には人類は争い滅亡し、地下都市形状の水柱(深い池)が残るという案でした。当時海外に超高層を完成させ、掲載された建築雑誌を見てご満悦だった師には、少々皮肉な作品だったかもしれません。
それから四半世紀が経ち、いまだに地球温暖化にブレーキをかけられない状況を情けなく感じ、「この案に光を当てるこれからの世代」という作品としました。
この愚作に対して次の世代が光を当てるとき、そこに集う人間またはそれ以外の動物はどう感じているのか…喜び・期待・焦り・諦め・怒り…様々な感情を持つ動物たちを描きました。それぞれがどのような感情を持っているかは、この作品を観る方の判断にお任せします。
2025年5月9日
私が最初に描いた油絵「逆流」は、2012年に完成しました。様々な抵抗勢力や足を引っ張る者に負けることなく、そして生きるのが苦しくとも自分の信念を貫きたいという想いから、たとえボロボロになり、他人から笑われるような生き様でも、力強く歩んでいこうと表現した作品です。そして、この絵は自らを戒めるために長く社内に飾っておりました。
13年前、西麻布に事務所を移転した際だったか…ホームページ上にこの絵が写っている打合せコーナーの写真を載せた事をきっかけに、その後もホームページをリニューアルする際には「絵画作品」の一つとして掲載をしていました。そして月日が経ち、南麻布に移転してから1年が経った昨年末、この油絵「逆流」をフランスはパリの展覧会に出展させて欲しいという電話が突然会社にありました(弊社のホームページを見てくださったようです)。耳を疑いましたが、その展覧会の10回記念らしく、記念会だから公募ではなく逆指名だと言われ、褒められたことで気分が良くなり快諾しました。
しかしながら「調べもしないで直感で判断して失敗する」のが私の悪いところでして、「豚もおだてりゃ…」ではないかと疑う気持ちが出てきました。そこで、出版社や美術に詳しい知人らに相談する時間を持ちましたが、誰からも疑うような言葉はなく、ついに決断をしまして「逆流」はパリへと旅立ちました。
そして、展覧会開催日前日のパリからの連絡によると、フランス芸術家協会の絵画部門代表が「逆流」を喜んで見てくださっているらしく、その写真まで送付されてきました。更に、この展覧会の後に彼が批評する本に掲載し、その次はスペインのトレドの展覧会にも出展して欲しいという話までいただきました。
普通ならば両手を挙げて喜ぶ話なのかもしれませんが、建築よりも絵画作品がトントン拍子でヨーロッパを巡回する…ましてや初期に描いた小さなヘタクソな絵…またしても「豚もおだてりゃ…」という疑念が生じ、快諾した後に保留の連絡をしました。それでも、担当の方から私の作品の何が評価されるのかという電話やメールをいただき、何度も何度も読み返しタイムリミットまで悩み、最終的には「逆流」とともに「少女の夢」(2015年)という過去の作品も加えて、「アートメゾン・トレドビエンナーレ・プロジェクト」に参加させていただくことになりました。「逆流」を見つけて会社に連絡をくださり、田中が不在続きでも熱心に何度も電話をくださった担当のHさんに感謝するのは当然ですが、フランスやスペインでは何故こんなに評価していただけるのかと驚いております………ストレスのかかる建築の仕事はまだ止めませんが、心地よく絵を描く仕事も悪くないなと思う今日この頃…また進展がありましたら、この場で報告させていただきます。(代表取締役 田中俊行)
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